園での食について


食事は、保育の柱です。

近年、食生活の変化により、コレステロール値が高まってきたという傾向が見られるようになり、こどもたちにも生活習慣病の予備軍である高脂血症が増えていると言われています。

 

特に、幼い頃の食生活は、これからの成長に大きく関わると考えています。旬の素材の良さを生かすような素材の良さを生かすよう薄味を心がけ、煮物や和え物などの和食中心の献立を提供しています。その他、こどもたちが食に興味を持ち、バランスよく食事ができるようさまざまな工夫をしています。

 

当園では、給食センターを備えていますので、よりきめ細やかな調理対応が可能です。また、食事を食べるだけでなく、素材が運ばれ、調理され、配膳し、片付けるまでの一連の作業を匂いや音を聞きながら、感じ取る事ができます。

 

【具体的な食事の取り組み】

  • 季節の野菜や果物類、海藻、小魚類などの食材を使い、鉄やカルシウム、ビタミンを十分に摂取できるようにしています。
  • 添加物を使わず、昆布やかつお、椎茸で出汁を取り、素材の旨味を生かします。
  • 乳幼児期は、味覚が発達する大切な時期なので、薄味を基本とし、塩分濃度計を使用し、適正な塩分摂取としています。
  • 炊きたてのご飯をたべられるように、適温給食に取り組んでいます。
  • 4、5歳児は、安定感と温もりのある陶器の食器を使用しています。

【具体的なおやつの取り組み】

  • おやつは、食事の一部と捉え、できる限り手作りのおやつを心がけています。
  • 手作りのおやつは、甘味、油分、塩分などに配慮しています。特に、0、1歳児のおやつは、砂糖を通常の半分の使用量とし、甘さを控えています。
  • 塩分、甘味、油分、添加物などをできるだけ控えるため、市販のお菓子は、週1回までとし、塩分、甘味、油分の控えたものを用意しています。
  • 咀嚼の発達を促すために、噛み応えのある小魚(いりこ)やするめ、昆布のおやつも出しています。
  • 0、1歳児には、団子類は誤嚥の点から、出さないようにしています。
  • 0、1歳児には、缶詰の果物も甘みが強い点で出さないようにしています

食育への取組み

今庄なないろこども園 食育の取り組み 野菜育ての写真

食育の一環として、クッキング(調理体験)や野菜の栽培活動を行っています。

  • 年齢に応じて、年に数回、旬の食材や行事に合わせた調理を行います。
  • クッキングを通して、食材を自分の目で見て触れることで、食材への興味を促します。
  • 栽培活動として、畑やプランターで夏野菜(きゅうり、なす、トマトなど)、冬野菜(大根、かぶなど)を育てます。
  • 苗植えから始め水やり、収穫の一連作業を体験します。
  • 採れた野菜は、給食やクッキングで活用し、収穫の喜びを感じられるようにしています。